以前、あまり深く考えずにFUSION IP-Phone SMARTを導入しましたが、いい使い道が見つからずしばらく放置していました。
しかし、最近留守番電話サービスが使えるようになったので、とても使い勝手が良くなりました。
以前はアプリを立ち上げたままにしていないと着信出来なかったのですが、その状態ではバッテリーの減りが早くなってしまうため、使うのをためらっていました。
でも、留守番電話サービスがあればアプリを立ち上げておかなくても伝言メッセージを受けることが出来るので、バッテリーのことを気にせずに使うことが出来ます。
また、アプリからでなくても、家の固定ネット回線にVoIPルーターをつなぐことで、固定電話の様に使うことが出来るということを聞き、以前からいつかやりたいと思っていた黒電話復活計画も実行してみる事にしました。
黒電話というと、今は電話が1人に1台ある事が当たり前になりましたが、ある程度以上の年齢の人(昭和な人?)は、一家に一台の黒電話を家族で共有していたため、いろいろと気を使いながら話していたのを思い出します。
家族がいない場所で話をするためにコードを長いものに変えて持ち歩いたり、2コールで切ってから掛け直すことで他の家族が出ないようにしたりと、いろいろと工夫をしていたのも懐しい思い出です。
そのおかげで、今の携帯以上にいろいろな思い入れがあるので、以前から気になってはいたのですが、まさかIP電話で復活できるとは思ってもいませんでした。
黒電話本体ですが、さすがに以前使っていた物は処分してしまっているので、ヤフオクで出品されていないかと探して見たところ、アンティーク、コレクション 扱いでたくさん出品されていました。
同じことを考えている人が結構いる様で、モジュラージャック仕様に変更されていたり、IP電話として使われていた物が結構出ています。電話機に電源が必要ないため、災害時用でも注目されている様です。
黒電話にも年代によっていくつか種類がありますが、以前使っていたのと同型の600型を購入する事にしました。この機種と、4号という機種が親戚の家にあったのを思い出しました。
この頃の電話は電電公社で管理されていたためか、色を選ぶくらいしか選択の余地がなかった様に記憶しています。
VoIPルーターの方は、どちらも新品は販売を終了していますが、ヤマハのRTA55iやRT57iという機種が安く出品されていたので、RTA55iの方を購入することにしました。
設定は、普通のルーターの様にWANポートをインターネットに繋ぎ、LANポートにPCを繋いでブラウザから設定します。
詳しい情報は、機種名で検索すればネット上でマニュアルがたくさん見つかるので、その中にIP-Phone SMARTではない方のFUSION用の設定が載っているので、その内容を参考にして設定します。
これで後は黒電話をモジュラージャック仕様に変更するアダプターを取り付けてルーターに差し込むだけで、アッサリと黒電話が使える様になりました。
普段は黒電話で使っていて、外出時に着信があればメールが届き、その時はiPhoneのアプリで同じ番号から掛け直すことができるので結構便利に使えそうです。
しかし久しぶりにダイヤルを回して電話をかけると、ダイヤルの遅さに改めて時代が変わったことを実感します。携帯の番号を回すのに30秒以上かかります。
リダイヤルなども無いのでその都度番号を確認して番号を回すので、電話をかける前に1分くらい掛かりますが、何となく時間がゆっくり流れていく様な気がします。
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